慶應SFC総合政策学部合格体験記 ピーマン太郎さんの場合

<お名前>

ピーマン太郎

<プロフィール>

神奈川県内公立高校出身です。高校の時の部活は軽音部で忙しくはなかったのですが、本格的な受験対策を始めたのは3年生の4月からです。

<受験形態・合格年度>

受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 総合政策学部

<予想得点>

(総合政策)
英語得点 = 3-4配点で合計150点
小論文得点 = 7.5割ほど

(環境情報 参考)
英語得点 = 3-4配点で130点
小論文得点 = 半分

<併願校>

慶應経済-不合格
青学経済-合格
法政上智経済-不合格

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

最初は名前しか知らなかったのですが、なんとなく請求した慶應のパンフレットに書いてあったSFCの紹介がとても魅力的に感じたので受験しました。

<慶応SFCへの期待>

やはり幅広い学習ができることが魅力だと思います。私は理系の学問も文系の学問もどちらも大好きで、まだ入学前ですが、自分が好きなことが追求できるSFCが最高の勉強場所だと考えています。

-入試対策-

<英語>

とにかく過去問を解きまくりました。難易度もとても高く、帰国子女の受験者も多い中、合格点を取るのは難しいですが、解いた後にどうして間違ったのか、読解問題はどこを読めば正解の選択肢を選択できたかなどをひたすら見直ししました。
特に空欄補充問題は極端に難易度が高い問題がありますが、解けない問題は周りの人も解けないと割り切って本番も頑張りました

<小論文>

小論文では幅広い知識が求められます。過去問対策も重要だとは思いますが、過去問と全くトピックがもう1度試験で出る可能性はとても低いです。そのため、私はSFCの小論文は相手に伝わりやすい文章を書く練習と普段からの情報収拾がとても重要だと私は考えています。私は単に過去問演習をやるだけではなく、多くの時間を赤本などの参考書に書いてある小論文模範解答がどのような構成で書かれていて、どうすればわかりやすい文章を書けるか分析することに使いました。また、情報収拾は普段から様々な面から行うことが重要だと考えています。私は受験の直前に見たNHKスペシャルやYouTubeの動画が偶然本番で似たような出題があり、いい資料になりました。(もちろん情報収集ばかりではなく勉強もしなくてはいけませんが)

<その他受験に関するアドバイス>

受験はとにかく過去問演習が重要です。人によって最適な勉強法は違うので周りとの差をつけられるような勉強法を自分が勉強する過程で見つけるといいと思います。

<最後に一言>

受験は運要素が多い戦いですが、SFCはさらに運が大きく絡んでくる入試です。ですが、自らの努力は運以上に大きな要素です。
特に英語受験者は早めの英語対策をお勧めします。頑張ってください!

・追加の質問

(赤本などに書いてある模範解答に関して、構成とわかりやすい文章を書くため
の分析をされたという部分で、具体的にどのような構成とどのような文章を書く
とよい解答になると分析されましたか?)

当たり前のことですが、小論文では思いついたことを書き連ねていくだけではいけません。赤本の模範解答は、当然そのような文章ではなく1回読んだだけでも理解できるようなまとまった文章でした。具体的には最初に原因や問題など文章の軸を書いた後にそれについて説明するような構成で、議題が変わる境目もはっきりしていました。なので、私も本番でその構成を真似するように書きました。

(SFCには運も必要というところで、具体的にどのあたりにそれを感じましたか?)

まず、英語ですがSFCは1つの英語の文章がとても長いのでその文章が自分の中で理解しやすいものかそうでないかでとても大きく点数が左右されます。
ですが、それ以上に小論文は運要素が強いと思います、特に去年の環境情報の過去問でそのことをより感じました。いくら今までの過去問の対策を入念にやったところでなかなかその勉強を去年の物語を書くという変わった出題の問題で生かすのは難しいと思います。数学といった範囲の限られた科目ではなく範囲がなくどんな問題でも作れてしまう小論文はやはり運要素は大きいと思います。

(総合政策と環境情報の合否の結果の違いはどのあたりにあったとお考えになりますか?)

まず英語での得点差も合否に大きな影響があったと考えています。上の回答でも書いてある通りSFCは1つの英語の文章がとても長いのでその文章が自分の中で理解しやすいものかそうでないかでとても大きく点数が左右されます。私にとって今年の総合政策は内容を頭に入れやすい内容だったのが合格の要因の1つです。逆に環境情報は総合政策と違いなんとなく何をいってるかはわかるくらいの理解だったので点数は総合政策より低かったです。
次に小論文ですが、環境情報は総合政策と比較して自分にとってあまり馴染みのない内容だったので文章を読むのに時間がかかりあまりいい文章はかけませんでした。