慶應SFC合格者インタビュー 小論文のアイディア

KEIOSFC.COM講座受講者インタビュー

今回は総合政策学部・環境情報の両方に合格されたKさんにお話を伺いました。

<SFC英語関して>

SFCの英語を初めて解いた時はとても長いと思いました。初めのうちは、大問一つに1時間以上かかっていて、大問が2つ以上ある本番では厳しいなあと思っていました。

(どのような対策をしましたか?)

私の場合、SFCの過去問をやりながら、併願校の英語の問題もやったのですが、それがよかったと思います。特に早稲田国際教養学部(SILS)の問題は役立ちました。SILSの問題は量が多く内容も高度です。また、小説も出されます。解いている内に、以下のようなことを意識するようになりました。

・細部の細かいところは見ないで、あらかたどういう話しかを見る
・あまり単語にこだわらない内容を把握、あまり文章を分解して読む
・短時間で全体を読む事を繰り返す
・雑でもよいので、枠をとらえる
・あまり細部にこだわらない

(語彙はどのように勉強しましたか?)

SFCの問題も初めてやった時は難しく感じていて、
分からない単語が3,4個並んだら相当厳しいと思いました。
当日の頑張りとかではどうにもならないレベルです。

AO入試も意識してTOEFL対策をしていたのですが、そのTOEFL対策が役立ちました。

ちなみに、英語でも総合政策と環境情報では少し問題の傾向が違っていて、
個人的には思想や哲学なども出てくる総合政策の方があっていると感じました。

また、大学入学後の学部の特徴も入試問題に現れていて、大学の意図がしっかりしていると思いました。入学という具体的なゴールが見えているので、モチベーションが保たれていたと思います。

(SFCの英語の過去問はどれくらいやりましたか?)

約10年分やりました。

(小論文の対策はいかがですか?)

最初に見たときに、これは無理なのかと思ったほどです。これは付け焼き刃でできるものでもないのかもと思いました。

一定の人はもしかすると自然に、勉強しなくても書けるのではないかとか、
英語でいう帰国子女みたいな人もいる一方で、できない人もいるだろうなと

例えば2008年のマニフェストの問題とか、どこを引用するかとかすべてお任せで、あまりになにをしていいいか分からず、最初は1文字もかけないという状況でした。

(英語と比べるとだいぶ遅れをとっていた感じですね?)

全然やったことがなかったので、どっからどうやっていいのか分からない状態でしたね。
初めの内は、これは良い悪いを書いて良いかすらわからない、とうい問題が多く見えました。これは今の私が頑張ってもしょうもないから、そこから本を読み始めました。

(それはどういう本ですか?)

過去問に学部の方針がよく出ていることは問題を通して知っていたので、まずSFCの事をよく知っておこうと思いまして、SFCの先生方が書いている、『総合政策学』、『コラボレーション』などを読みました。また、ソーシャルデザイン関連の本なども読みました。

『総合政策学』に関しては学術書のような本で、今まで小説とかエッセイなどを読んでいたので、ちょっと難しかったです。小論文に直接役立つかはわかりませんが、SFCの授業を受ける上では役立っていて、結果的にその本はよかったですね。

(SFCの小論文対策で難しかった点はどのようなところでしたか?)

アイディアをまとめるのが難しいと思いました。

実際に書いてみると、制限された範囲のなかで、適切な順位で体裁もよく書くのはとても難しいです。さらに点数も取らなければいけない、加工も求められる。

また、客観視するのが難しいとも思いました。

書いていると盛り上がってしまうところもありますし、読み手が分かっていると前提としてしまうような事もあります。油断すると熱量だけで書いてしまって、小論文ではなくて、自分の趣味の文章となってしまう。

また、好き嫌いもあって、好きなことに関しては1200字とかでは足りないくらいでしたが、
政治経済ネタだと全くあまってしまうというような状況でした。

(それはどのように克服されましたか?)

過去問をたくさん解くことで掴んだところがあったと思います。

自分な好きな情報もいれつつ、自分の中で達成感もあった、
あれを書いた時点で、書き方とかを勉強するよりも
体裁とかよりも、アイディアをもっと入れることを重視するようになりました。

出題された問題にどれだけ楽しく応えられるか、独自の情報を調べて、回答に入れるようにしました。

(具体的には?)

少しとりとめのない内容になってしまいますが、例えば過去問で身体知に関する内容を書いてから、元々やっていた音楽に関連した内容をリサーチしました。ヴァイオリン矯正器具やピアノ矯正器具、サポーターとか、ここがこうだったらいいのにとかメモしたりとか、こういう製品があったらいいなとか、音楽界をみたらこういうリーダーが必要だなとか。自分の考えたことを調べて使える情報としてストックするように意識しました。

また、例えば図書館やデータベースといった内容もよく出題されていますが、その際は、
世の中で何がデータベースかされているのかとか、
食べ物を集めた展示、本で登場するご飯が食べられる飲食店など
実例を元に自分のアイディアを練りました。

自分なりのメモなのでまとまりはないのですが、
自分がデザインするならどういうものがいいとか
日本語が発展していくにはどういう図書館がいいのか
テクノロジーで失われるものをどう補助するのかとか
五感をいったりきたりする、例えば音を味わうとか視覚聴覚を行っている研究室がある、なということを調べて、考えるという手順です。

リサーチに関しては自分が楽しんで調べられる分野というのが大事だと思います。
また、SFCの入試は一定のパフォーマンスを求められますので、均一な答えを出すより、
読み手を楽しませたり、納得させたりする努力をすべきだと問題演習を通して思いました。
倍率が5倍とか6倍の試験なので、平凡なものを書いても目にとまるかとまらないですし、絶対細かくは読んでいないです。なので私は自分なりのおもしろさを追求しました。

添削を受けた際も、自分が楽しく書いた方が添削の評価がよかったですね。

(メモというのはノートにまとめたのですか?)

そうですね、でもネタ帳みたいに分野ごとというよりは、
びっくり箱みたいな、あまり整理されないまま、情報や考えをどんどん入れていきました。

あまりきれいなものを作っては結局テキストのようになってしまって、偏ってしまう気がしますね。そういうものは共感を得られないかもしれません。

また、KEIOSFC.COMの教材にある、過去に合格した人の答案からのキーワードを書いていって、自分のものにしました。
一人よがりにならず、かつ、試験の壺を押さえつつ、アイディアを活かすには、過去の合格答案を押さえることも大事です。真似をするというよりはアイディアを表現するためのキーワードですね。

(実際の試験はいかがでしたか?)

総合政策に関しては、過去問や合格者の解答例で共通して出てくるキーワードをまとめたのがすごくよかったですね。総合がうまくいったので、環境情報もリラックスできました。こちらは自分の用意していたアイディアを応用しつつ、うまく問題に答えられたと思います。

(SFCに合格した感想は?)

普段考えていることがそのまま試験で評価されたのがうれしいですね。
赤点を一杯とっていたが、学校外の音楽とかスピーチとか、そういう活動は積極的にやっていました。受験勉強の段階でこんなに評価されるのは、ある程度の自己表現が求められるSFCの入試ならではだと思いました。

(どちらの学部に入学するかは悩みましたか?)

受かってからすごく悩みました(笑)。

環境情報にいくとプログラミングが8単位、
総合政策プログラミング4単位、語学4単位

総合政策でも環境でも問題なく取れる。隣の人のどの学部かも分からないくらいその垣根は低いです。入門科目は分かれているが、やっていることは同じですね。言語かプログラミングかで選んでよいと思います。

(環境情報の方が理系寄りですか?)

そんなことは全くないですよ。環境の対策をしてきた人が総合にうかったとか
英語は苦手だが、数学が大得意という総合の人もいます。

(実際入ってみると、面白い人が多い?)

そうですね、とある楽器で日本一の方とか、ボカロで作曲している学生とかいますね。
でも意外に普通の大学生という感じの方が多くて、中にはキャピキャピした人も多いという印象です。

SFCの印象としては、能動的で、問題はどんなだと思う、生徒側に任せられるものが多い。
Twitterで授業のフィードバックをして、授業が変わっていくとか
生徒が授業を作っているという感じがする面も感じます。

また、SFCは入学後も様々な部分でパフォーマンスが求められると感じます。
自分をうまく売り込む、エンターテインメント性やセルフプロデュース力そういうものを持っているや目指している人にはとてもよいところだと思います。

一部分に特化している人は他の部分に影響を与え、特化している人同士が全然違うものが生まれる、そういう相互作用が楽しいと感じています。

(ありがとうございました。)

慶應SFC AO入試合格者インタビュー2

hytkさんSFC AO入試 インタビュー2

映像作品を得意とされながら、SFCの進学を意識されたのはなぜでしょうか?

兄が美大生だったので、美大受験を最初は考えていました。
中2の頃ですが、多摩美術大学のオープンキャンパスにも行きました。
そこに参加したら、情報芸術や大学4年間でどういうことを専門としてやっているかということを考えさせられまして、美術とディレクターのどっちの環境に身を置きたいか、ということをよく考えるようにという指摘を受けたのです。美大に行くと日本画やグラフィックをやっている学生ばかりが回りにいる状況になるということを感じました。

その後テレビで筧康明先生を知り、SFCを視野に入れていました。
また、メディアアートのネタというのはなんでもなり得るので、総合大学の方がよいのではないかという考えにもなった。

(メディアアートというのは?)

一言で言うのは難しいのですが、私のイメージでは、プログラミングが必要な映像のクリエーターやデザイナーな作品といったところでしょうか。

作品例

(このような技術よりのアートみたいなのは履修できる大学はあまりなさそうですね?)

確かに少ないが、近年少しずつ増えていますよ。メディアアートが社会的に認知されつつあると感じています。

多摩美のメディア情報芸術、武蔵美デザイン情報、女子美メディアアート 筑波総合造形
などでしょうか。しかし確かに絶対数は少ないかもしれません。

(SFCのAO入試を受験した理由は?)

一般入試 熱意が伝えられないと思いました。
小論文って言葉で説明をさせられるので、作品を言葉で説明しなければならない
やはり映像作品で勝負したいなと思いました。

(AOの願書等はどのように仕上げましたか?)

メディアアートをテーマに書きまして、特にその映像の「間」をいかしたメディアアートというテーマで書きました。
映像作品の中で、0カンマ1秒の動作
AからBが反応するまでの間合い
気持ちのいい間合い、気持ち悪い間合い、
無機質なデジタルな世界で、そういうところに人間らしさが現れるのではないかと。
また、どこに人間性があるとどうなるのかという研究もしたいと書きました。

(どれくらいかけて書かれましたか?)

志望理由はたくさんあったので、どのような内容で書こうか、締め切り1週間半前くらいまで揺れ続けていまして、「間合とメディア」というテーマに行き着いたのは、締め切り2週間前くらいでした。ぎりぎりまで書いていて、Web出願は締め切り10分前に出して、本当に間に合ったのは不安になったほどです。

(AOのスケジュールは?)

AOの8月の初旬 結果が分かるのが9月下旬、2次試験が10月上旬で、結果が翌日に出ました。

(二次の様子を教えてください)

2次はα館というところでした。一度2次の受験生全員が集まって、全体への話がありました。私の受験した年は、村井純先生からでした。10分で短い文章を提出するものがありました。擬音や詩がテーマだったと思うのですが、これは焦って書いたのでよく覚えていません(笑)。

その後、3人の先生から質問を受けました。順番が早かったのか、10時集合で、11時半くらいには終わりました。私の場合は作品をどのように作っているか、アイディアはどのように形にするのかなど、とても突っ込んだ内容の質問がありました。

しかし他の合格者の人に聞くと、雑談をしたたら受かったという人もいるようです。 (笑)。

(実際にSFCに入学してみていかがですか?)

AO組を含め、SFCにはもっとすごい人がいると思いました(笑)。
お父さんがそういうお仕事で、3歳から自然と プログラミングを始めた人とか、
日本学生化学賞をとっている同期もいますね。
ただし、ピンキリといいますか、おもしろい事に没頭している人も少数いますが、
大半は普通の大学生ですよ。

今希望していた先生の授業が受けられているのは目標がかなったという感じがしています。皆さんも頑張ってください!

慶應SFC AO入試合格者インタビュー

今回はAO入試で慶應義塾大学環境情報学部に合格された、hytkさんにお話を伺いました。
hytkさんは東京都の出身で、都内の中高一貫校を卒業され、慶應SFC(慶應義塾大学環境情報学部)に入学されています。

(慶應SFCを志望したきっかけを教えて下さい)

小学校6年生のころから映像制作に興味を持ちまして、それ以来、映像の自主制作を続けていて、大学でもメディアアートの勉強を続けたいと思いました。

(どのようなきっかけで映像作品を作るようになったのですか?)

小学校6年にNHKの番組で、デジタルスタジアムという、学生向けの映像制作番組がやっていまして、その番組が最初のきっかけですね。

特に『インターバル』という作品が紹介されていたのですが、その映像を見て、ああ、こうやって表現する方法もあるのだなと、何か感じるところがありました。

自分はひっこみ自案なところがあったのですが、それでいて表現したいという思いは持っていて、映像作品なら、自分の内にあるものを表現できるんじゃないかと思いました。

(それで映像作品作りに挑戦されたのですね? しかし小学6年生でいきなり作れるものなのですかね?)

同じNHKの番組(デジタルスタジアム)でコマ撮り作り方の解説もされていたのですが、それを見て、最初は本当に見よう見まねでやっていました。

モノを少しずつ動かして、デジカメで撮影して、パソコンで編集するといった作業ですね。

(具体的にはどういう作品を作られたのですか?)

初めての作品はみかんがサッカーするという動画でした。

布団の上でミカンを動かして、デジカメでコマ撮りして、パソコンを使って声を入れたりといった、素朴なものだったのすが(笑)

それを母親に見せたらとてもウケまして、笑ってくれたといいますか、喜んでもらえてうれしかったです。

また、NHKの番組でも自分の作品が取り上げられたりして、達成感がありました。

mikansuccer

mikan succer

(小学校の時の作品)

(それにしても小学生からそんなものが作れるとは、パソコン等を元から得意にされていたのですか?

いえ、タイピングだけは得意だったのですが、映像制作のやり方などはそれまで全く知らなくて、とにかく見よう見まねでやっていました。全て独学でやっていました。

ちなみに今SFCの情報基礎という授業を受けていますが、基礎的な内容でも知らないことがとても多いです(笑)。

(なるほど、その後、中学、高校と映像制作を続けて、グランプリを受賞されたのですね?)

はい、NHKで、ABUという、国際放送局連合が主催する十代の若者向けの映像コンテストに向けた国内大会があったのですが、そこで国内グランプリを受賞しました。その後、国際大会であるABUの本選がありまして、そちらではコンセプトマスター賞を受賞しました。

(それはすごい。どのような作品ですか?)

鉛筆や消しゴムなど文具が登場して、文具を通じて主人公の葛藤を描くというものなのですが、こちらもコマ撮りで作りました。この作品の制作には数ヶ月を費やしました。

portraits

portraits

(ABU国内予選グランプリ、国際大会コンセプト賞受賞作品。NHK

Webサイトより)http://www.nhk.or.jp/abu-digista/2012/m_japan.html

(これは素晴らしい作品ですね。その他プロフィールを拝見すると、英文タイピングのコンテストでも賞を受賞されているのですね?

はい、英文タイピングは昔から得意にしていまして、毎日新聞社が主催する全国大会で、中3と高2の2回、優勝して、文部科学大臣賞をいただいております。

(すごいですね、それはどういう形で競技をするのですか?)

そうですね、例えば中3の時の大会では、5分間ひたすら決められた英文を打ち続けてどれだけ入力できたかを争うというものでした。5分間ですと1000

words以上ですね。

(タイピングも早くから取り組んでおられたのですか?)

はい、幼稚園の年中からローマ字入力など、タイピングを覚えていました。

幼少期に北海道に住むカウンセラーの方とメールでやりとりをしていまして、それがきっかけでタイピングが上達していったというところです。

(コンテストが和文じゃなくて英文であることには理由がありますか?)

実は中2でもタイピングの大会に出場したのですが、その際は和文の部門に出まして、結果は芳しくありませんでした。そこで競技としては、自分には和文より英文があっているのかなと感じまして、その後英文の大会に出るようになりました。

和文だと変換の効率や、実際に変換が正確にできているかなど、キーを入力する以外の要素が多く入ってきます。

(するとより英文タイピングの方がスポーツに近いような?)

そうですね、英文の場合はより純粋に入力速度を競う競技のようなところがあって、それが自分には合っていたのだと思います。

(それだけ早くタイピングができると、何か良いことありますか?

はい、今ちょうどSFCの授業でプログラミングの授業などを履修していますが、この授業では実際に先生がプログラミングしているのを、学生も同じように入力するという、いわばプログラミングの板書のような作業があります。この際、教授によってはとても素早く入力するので、タイピングのスピードが遅いとついていくのが大変なのですが、タイピングが早いと、むしろ次の文字が表示されるのを待っているというような状況になりますね(笑)。

ちなみにSFCでは2年進級時にタイピングの試験があって、1分間に150文字以上のスピードでタイピングをすることが求められます。

(確か慶應でもSFCは全員タイピングの試験を受けるのでしたね。タイピングコンテストの受賞者としては、1分間に150文字は余裕ですか(笑))?

そうですね(笑)。和文でも毎分300文字くらいはいけると思います。

(次回に続きます)

慶應SFC 一般入試合格者インタビュー 専門学校からの挑戦4 SFC合格

(専門学校を経て慶應SFCに合格したNさんインタビュー 第4回)

(KEIOSFC.COMの小論講座の練習はパソコンでされていましたか?)

普段はパソコンを利用していたのですが、直近は本番のペースを掴むために手書きで書いていました。

ペースを踏まえるとパソコンでやった方がよいと思います。

10年分やるなら絶対パソコンですね。

ただ自分の場合、デザイン系の専門学校にいて、ノートもパソコンで取っていましたからね。普通の高校生に比べて手書きに自信がなかったので、そこは意識して字を手で書くようにはしていました。

(やはりSFC生もタイピングとかは早そうですかね?)

速い人はものすごく速いですが、意外とタイピングもままらない新入生もいますよ。

パソコンに触れていない高校生も1割-2割くらいはいるのではないでしょうか。

(試験会場で気がついたことなどはありますか?)

そうですね、他の人の合格体験記を見ると周りがしゃべている人がいるなどとありましたが、自分のいた教室はとにかく静かでした。

後、受験生はみんな頭がよく見えました(笑)。

また教室がとにかく寒かったですね。

(試験当日気温が低かったということですね?)

ええ、それに加えて教室そのものが寒かったです。

教室の暖房が十分じゃないというレベルを超えて、暖房が全く入っていないレベルでしたよ(笑)。

防寒対策はきちんとした方がよいですね。

(試験日は学食は閉まってますね?)

ええ、使えなかったです。

(合格した際のご家族の反応などはいかがでしたか?)

祖母がえらく喜んでいましたね。元々専門学校進学に反対していたところもあったので。
両親より喜んでいたくらいです(笑)。

父親は専門学校の費用に加えて、これから4年間の大学の費用が発生するので、喜んでくれてはいたが、学費等に関しては笑っていなかったです。

(勉強を始めた頃の家族のリアクションは?)

家族には母親だけに伝えていました。

やるだけやってみなさい、頑張れと言ってくれました。

母親自身、子供の頃から必ずしも自分の希望通りには生きてこれない部分もあったので、子供である自分には好きにさせたいと言ってくれました。

その後父にも話したが、えー、という反応。
まぁ頑張ればという感じでしょうか。

(どうやって勉強に気持ちを持って行って行きましたか?)

一番大きかったのはこのままではいけないという危機感、今を逃したら大学に行くチャンスはないと思いました。

就職して仕事を経験してから、いずれ大学に行きたいと考えていましたが、集中して受験勉強するのは今しかないと思いました。

また、2016年あたりからSFCの受験制度が変わってしまうので、その時に受験準備をしていたのでは遅いとも思いました。

入ってくる人間の質も変わるだろうし、自分の知っているSFCである内に入学したいという気持ちがありました。

(他大学等を併願しなかったのはなぜでしょうか?)

自分の場合はいろいろと回り道をしているし、専門学校で学んだことを活かすには、SFCしかないと思っていました。

就職活動をしてすでに内定をもらっていたし、不合格だったら就職すると決めていました。

SFCに入る本当にいろんななバックグラウンドの人がいます。

SFCを受験する高校生には諦めずに目標を持って受験勉強に取り組んでほしいですね。

(ありがとうございました)。

慶應SFC 一般入試合格者インタビュー 専門学校からの挑戦3 小論文

(専門学校を経て慶應SFCに合格したNさんインタビュー 第3回)

(ここからは小論文対策に関して伺いたいと思います。先ほど卒業制作で本のデザインをして、本文もご自身で全て書いたとおっしゃっていましたが、元々文章を書くのはお好きなのですね)

はい、元々文章を書くことが好きで、趣味的に書いていました。

ただ下手に文章に自信を持っていたことから、小論文対策はとても遅くなってしまって、12月まで全然手を付けていませんでした。

このままではまずいと思って、BUCHOさんの講座に申し込みました。

(講座はどのようにして知りましたか?)

確かSFCの小論文対策をネット検索している時にBUCHOさんのサイトが上位でヒットして、何度かサイトに訪問してから、講座に申し込んだ記憶があります。

実は他にも対策講座はあるにはあったのですが、中には、自分にしてみれば怪しいというか、合わないと感じるような講座もあって、そういうところは避けました。SFC対策はそういうところもあるので、そういうのは自分で避けないといけないですね。

ある意味で参考書や講座を選ぶ時点でSFCの試験が始まっているというか、情報リテラシーが問われているといったら言い過ぎかもしれませんが(笑)。

自分の場合、専門学校やインターンなどを経験して、情報の汲み取り方なんかは、高校生と比べたら少しは経験があったのかもしれませんね。

(実際に講座を受けて役立った部分などはありますか?)

実際に受かった方の答案が掲載されていて、それらの解答例はとても参考になりました。
また、添削は何らかの形で受けた方がいいですね。

高校生なら学校の先生に確認してもらっても良いと思いますが。

自分の場合、文章を書くことそのものには自信を持っていたせいで、どうしても普段の勢いで文章を書いてしまって、独りよがりな内容を書いてしまっていて、添削で指摘されると「ああそうか」と思うのですが、どんな人でも自分で書くだけでは気がつかないポイントは必ずあると思います。

特に添削で繰り返し指摘された、資料の要素を満たして構成通りに文章を書くというのは難しかったですね。総合政策学部の問題を解くには必須ですが。

途中から総合政策は半ば諦めて、独自のアイディアで勝負するような、自分のスタイルが活かせる環境情報にかけていた部分はありました。

(講座掲載のSFC合格者の解答例はどのように使いましたか?)

すでに自分なりの文章のスタイルを良くも悪くも持ってしまっていたので、それを無理に変えるというのは、時間的にも無理だったので、合格者の解答例をそのまま真似るような事はしませんでした。

むしろ、解答例にもたくさんのバリエーションがあって、意外に自由に書いている人のものなどを参考にしました。同じ問題でも、合格者によって解答のパターンはそれぞれなのだなと。特に環境情報は発想を問う問題が多いですからね。

そして実際の環境情報の試験では、ある意味で自分の20年のバックグラウンドを象徴したような小論文が書けたかもしれませんね。そこをSFCが評価してくれたのはとてもうれしかったです。

特に環境情報は英語でミスをして大きく失点していて、それを考えたら相当小論文がよかったのだなと。うぬぼれかもしれませんが(笑)。

(参考までに環境情報の英語のミスとは?)

大問2の問題で、パラグラフの最後の一文の内容を答える際に見逃してしまったり、細かなミスを連発しました。普段過去問を解いていたら考えられないようなミスです。14点はロスしたと思います。

普段自分一人で過去問を解いているときは、7割の問題はそれなりに解けて、残り3割は考えないと行けないという感じなのですが、実際の試験では7割の方をぽろぽろ落としてしまった。

(自分も毎年いろいろな大学を受験していますが、やはり試験会場には独特の雰囲気がありますね)

自分では冷静なつもりだったのですが、実際にはテンパっていたかもしれない。どこか集中力が切れたか、あるいはいつもとは違うところに集中力をそがれたのか、過去問で解いているときは絶対しないようなミスでした。

高校生であれば普段から模試などがあるかもしれませんが、専門学校だとそういうものはないですからね。そのあたりの試験慣れしていない部分が最後に出てしまったのかもしれません。

とにかく英語のミスに気がついて、真っ青になりました。

(実際受けると分かりますが、14点のロスはかなり大きいですね)

ええ、それだけに環境情報の小論文の出来はよかったのかなと(笑)。

ちなみに試験での英語は悪くなかったが、最初から小論は諦めていた総合政策学部は、やはり不合格だったので、SFCは小論をきちんと評価しているのだなと思いました。

(次回に続きます)

慶應SFC 一般入試合格者インタビュー 専門学校からの挑戦2

(専門学校を経て慶應SFCに合格したNさんインタビュー 第2回)

(慶應SFCの受験を決意したのはいつ頃になりますか?)

専門2年の5月ですね。ゴールデンウィークが終わって1週間ぐらいのタイミングだったと思います。

(専門学校の2年ということは就職活動もされていたのですか?)

はい、就職活動は普通にやっていて、周りは完全に就活モードでした。

これは余談なのですが、実は自分も就職活動をして、とある企業に内定をいただいていました。

その後SFCに合格して、進学のため内定先の企業に断りを入れようとしていた矢先に、向こうから内定取り消しの通知が来たのです。企業の業績悪化などが原因だと思いますが、もし自分がSFCに進学していなければ大変なことになっていたとその時は思いました(笑)。

(なるほど、それは危ないところでしたね。本来内定取り消しなどあってはならないことですが。)

ええ、結果的にはこちらから断らなくてよくなったということなので、自分としては手間が省けたところもあるのですが、もしSFCに合格していなければ、卒業間際に就職先が決まっていない状況に陥っていたということになるので、そう考えると危ないところでしたね(笑)。

(慶應の総合政策、環境情報学部以外の学部や大学は考えなかったので?)

最終的にはSFCでしたね。
自分の場合専門学校に2年間いて、グラフィックの勉強をしていたので、それを無駄にしたくないという気持ちがありました。

もちろんSFC以外も考えはしたのですが、自分のグラフィックの技能を、大学のレベルでいかせる場所というのはあまりなくて、受験の形式も含めて、結局SFCの両学部だけを受ける形になりました。

また、実際にSFCに行ってみて、合っている感じがありました。

(実際の受験勉強に関して伺って参りたいと思います。最初に買ったのは700選とおっしゃいましたが、英語はその他にどのような勉強をされましたか?)

基本的には特定のテキストを何周もやって、完全に暗記してしまうよな勉強をしていました。
使ったテキストは700選、DUO3.0、ビジュアル英文解釈、リンダメタリカなどです。

その他語源系の語彙本もやりました。

語源にはたくさんのバリエーションがあるのですが、それでも特定の語源を知っていると、未知の単語に出会った際に、ある程度類推できるようになります。

語源はやって損はないです。

(インプットを重視した学習法ですね。勉強はいつされていたのですか?)

埼玉の自宅から新宿の専門学校まで往復2時間くらいなのですが、その時間は700選を中心に英語の勉強を必ずやると決めていました。

後は専門学校には普通に通っていたので、寝る前の夜に勉強するようにしていました。時間を決めて、夜の何時から何時までは必ず勉強するという風に決めていました。

(勉強場所は主に家ですね?)

そうですね。専門学校にはグラフィックの勉強がしたくて、大学を卒業した後に専門学校に通っているような方もいました。なので大学受験の勉強を学校ですることには抵抗がありました。大学を卒業して来ている人たちに対して、嫌味になってしまうというか。

学校でやるとしたらお昼休みに友人から離れて休憩場所でこっそりと勉強する程度でした。

(英語でテキストを何回も周回して覚えていくというのは根気がいると思うのですが、どのようにやる気を維持されたのですか?)

自分の場合習慣にしてしまうのがコツだったと思います。
決まった時間に決まったテキストをやるということです。

確かに勉強が作業になってしまう瞬間があって、それはきついです。

しかし短期間で結果を出すにはそれしかないと思っていたので、最初は我慢してやりました。

いったん習慣化されると、さほど苦労を感じずにできるようになりました。

生活のリズムをきちんと守って、決められた時間に決められた勉強をすることが、自分の場合よかったです。

(生活のリズムを守るという意味では、専門学校に通い続けたというのもよかったですね?)

そうですね。宅浪の方もいると思うのですが、自分がやったらこもりがちになってしまってよくなかったと思います(笑)。

(なるほど、ちなみに学校の友人には受験のことは知らせていたのですか?)

いえ、最初は仲が良い数人の友人にしか言っていませんでした。

(ICUの合格者を中心にインタビューさせていただいているのですが、編入で合格した皆さんはそのようなお答えが多いですね)

それは分かりますね(笑)

受験するというのを誰にも言わないっていうのはきついですし、かといってたくさんの人にいって茶化されるのもいやですし。

信頼できて相談できるような何人かに言うという形になりますね。

ただこれも後日談がありまして、自分が受験することは段々と学校内で伝わっていったようで、最終的にはほとんどの知人が知ってしました(笑)。

というのも2月18日が専門学校の期末試験で、SFCの総合政策と環境情報の入試が19日と20日だったのですが、19日に日吉の会場に埼玉の自宅からいくのは大変なので、そのまま泊まりのキャリーバッグを持って、会場にアクセスのよいホテルに向かとうと思ったんです。

それで、期末試験後に専門学校からキャリーバッグを持って出るときに、いつの間にか知人が集まっていて、「試験頑張ってこいよー!」と皆に盛大に送り出されました(笑)。

(それは熱いですね(笑))

ええ、確かに専門学校は大学受験とはかけ離れた世界だったのですが、いろんなバックグランドを持った人がいたし、少なくとも受験を茶化されるようなことは最後までなかったですね。

もしこれが例えば半端な進学校だったとしたら、きっと「慶應は無理だ」とか言うヤツが出てきたと思うんですよ(笑)。

そういう意味では環境には恵まれていましたね。

(次回に続きます)

慶應SFC 一般入試合格者インタビュー 専門学校からの挑戦1

(今回はグラフィック系の専門学校を経て一般入試で慶應SFC環境情報学部に合格したKEIOSFC.COM小論文対策オンラインレクチャー受講生、Nさんにお話を伺います。まず高校から専門学校進学へのいきさつを教えて下さい)

高校は埼玉で、高三の8月くらいから周りが真剣に受験勉強を始めたので、自分も12月くらいまでは受験勉強をしていました。

ただ以前よりグラフィックに興味があったし、受験勉強にもあまり身が入っていなかったので、結局やりたいことを優先して、専門学校進学を決意しました。

学校は東京の新宿にありました。ちなみに宣伝や特徴的な建物で有名な新宿の学校(M)ではないですよ(笑)

(専門学校ではどのような勉強をされていましたか?)

主にグラフィック制作の演習が中心で、自分は様々なソフトウェアの実習をしていくうちに、組版やレイアウト等に興味が出てきました。特にIndesignを好んで使っています。illustratorやPhotoshopなどと違って組版のためのちょっとした計算なども要求されるケースもあるので、一部の学生には不人気なのですが(笑)。

元々文章を書くのが好きで、組版等の技術を用いて、パッケージとして作品や製品にしていく課程はとてもおもしろかったです。卒業制作では自分で文章を書いて、組版から電子入稿、製本等の課程までを経て、本を作りました。ちなみに200ページくらいでそれほど厚い本ではないのですが、それでも何万文字か書きました(笑)。

(専門学校から慶應SFCを受験されようと思ったのはなぜでしょうか?)

専門学校への進学は自分で選んだ道ですし、内容も好きな分野でしたが、何か不完全燃焼というところがありました。学校は楽しいが、のんびりとしすぎていて、日々をなんとなく過ごしているような感覚でしょうか。専門学校に進学したときは、このまま就職して10年以内にまた大学に進学しようと思っていましたが、やはり今しか勉強はできないという思いがありました。

(本格的に受験勉強を始めたのはいつ頃ですか?)

専門学校2年の5月です。2年制の学校なので、このまま進学するか、就職するかというところでしたね。就職活動もしていました。

直接きっかけとなったのは、京都の大学に進学した友人を、観光がてら訪ねた時です。
ちょうどゴールデンウィークの頃ですね。

友人も自分もミステリーが好きで、友人は京大の推理小説研究会に入っていました。
ちなみに京大ミス研は名門といいますか、有名な推理小説作家を何人も輩出しているところで、特に国内の本格推理小説が好きな人には結構知られていますね。

友人に京大キャンパスを案内してもらったのですが、実は大学のキャンパスを訪ねたのがそのときが初めてで、何か独特の雰囲気といいますか、大学独特のオーラのようなものを感じました。大学ってこういうところなんだって。

元々勉強したいという気持ち持っていたのですが、そのときは今勉強するしかないと強く思いました。

もうその日に京都で参考書を買って、東京への帰りのバスの中で読んでいましたね(笑)。

(それはすごい実行力ですね(笑)。ちなみにその時買ったの参考書はどのようなものですか?)

その日買ったのは『基本英文700選』です。

(700選でしたか。あれは全部覚えられたらすごいが、覚えるのはものすごく大変というタイプの本ですよね)

ええ、高校時代から愛用しているもので、今回の受験でも最後まで使いました。
何とか全文を覚えましたよ。今でも全部覚えていると思います(笑)。

(なるほど、大学受験を決意してから、慶應SFCを選ぶまでの課程はどのようなものでしたか?)

まずは京都大学を志望しました。

しかし全く勉強していない状態から1年で5教科6科目は無理だとわかり、私立に絞りました。

学部は元々文章を書くのが好きで、最初は文学部などを考えていました。

しかし段々と専門2年間やったデザインの知識や技術をどこかで活かしたい、無駄にしたくないという気持ちが強くなりました。

そしてそれらを活かすための情報分野の学習をしたいということ、さらに就職先として、広告関連などに強い大学・学部に行きたいと思いました。

それらを全て満たしていたのがSFCでした。

普通の大学は2年間は教養課程で、そこからようやく専門課程、というところが多いですが、自分の場合専門学校に通ったことで、ある程度やりたいことが見えてきていたので、1年生から様々な研究室を渡り歩くこともできるSFCのスタイルが合っているように思いました。

SFCで4年間学べば必ず将来に役立つと思いましたね。

(次回に続きます)