慶應SFC環境情報学部合格体験記 accelaさんの場合

<お名前>

accela

<プロフィール>

岐阜県立大垣北高校卒
部活は中学校より始めた吹奏楽でトランペットを続けている

<受験形態・合格年度>

受験学部 = 環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部
合格年度 = 2013
受験科目 = 英語

<予想得点>

(環境情報学部)

英語  7割
小論文  9割

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

いろいろな大学のパンフレットを取り寄せて初めて知り、惹かれて併願した。
<慶応SFCへの期待>

学際的な視野を保有すること。専門を決めたときに次への動機付けがなされる環境であること。

-入試対策-

<英語>

英語は文法力・読解力の2つの力を試されていると感じた。
まず文法はよく使われる桐原の問題集などを数冊仕上げた。ある程度絞って対策をしないと英文法はきりがない。そこである程度傾向を掴んだところで、過去問対策にうつった。
英文読解であるが、これは一問も落とさない覚悟で臨んだ。とにかくいろんな入試を解きまくるしかない。SFCの英語は長文であるが、各選択肢の正誤を判断する箇所は部分的で解き方は他学部と相違ない。だからどの学校・学部の問題でもかまわない。

<小論文>

小論文は1冊の本を何回も読むことと過去問対策。

<その他受験に関するアドバイス>
まずは赤本。私は復習の重要性には賛同するが、何回も同じ英文を読むことにあまり意義を感じない。SFCは歴史が浅いのでその分、傾向対策もしやすい。とりあえず解くことだ。
小論文は戸田山さんの『科学的思考のレッスン』がオススメ。SFCは問題発見・解決型といわれる。この発見から解決のプロセスを無意識的に、つまり方法論なく解くのは危険である。独りよがりな解決になることがあるからだ。この本はそのプロセスを実に分かりやすく解説している。これを読んだ上で過去問にあたれば、問題の傾向は丸裸にできるだろう。

<最後に一言>

キャンパス内には『ガチ勢・やるき勢』という言葉が存在する。これは大学に入って堕落する人の対立概念である。このガチ勢に入れるかどうかで命運は決まる。例えば法学部卒であれば、仮に学問に興味を失って堕落していても『法律を学んでいました』といえる。しかしSFCで堕落すれば、最終的に何を学んでいたのか説明できないのだ。
もし自分がSFCのガチ勢になれるか(SFCに適合しているか)を知る判断基準があるとすれば、『理想を語って、それを現実的に解決する手段を知っているか』だ。もし、知らなくても気にすることはない。それを知りたいと思うかどうかが重要だ。

大学で学ぶことは机上の空論ばかりである、としばしば批判がなされる。解決するためのプロセスを示さずして理想ばかり語る大学生がはびこっている。これはどの大学でも言えることだ。なぜなら、どの大学も『先進的な』研究をしていることをアピールしているからだ。ブランド重視の私学であれば尚更だ。 是非、自分のこだわりをもったうえでSFCを志して欲しいと思う。