慶應SFC環境情報学部合格体験記 salamanderさんの場合

<お名前>

salamander

<プロフィール>

静岡県立富士高等学校
囲碁部
塾・予備校は通いませんでした

<受験形態・合格年度>

一般入試・2013年度入試合格

受験学部 = 総合政策学部
合格学部 = 総合政策学部

<予想得点>

英語得点 = 6割ぎりぎり
小論文得点 = 8割?

<併願校>

ICU(国際基督教大学)

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

もともと学部に縛られずに学べるICUが第一志望でした。
そのため自由に自分の学びたいことを学べるという方針が自分に合っていると思いました。

-入試対策-

<英語>

SFCの英語 というトフルゼミナールの書籍をかいました。
でも英語は何を言っているのかさっぱり分からずほとんど解きませんでした。
あくまでもICUが第一志望だったのでそちらの空所補充をやりこみました。

<小論文>

ICUの社会科学のなかで小論文に使えそうな題材の載った年度を読みなおしました。
結局本番ではサーベイ調査(社会調査)について取り上げました。本番では1500字のうち1260字しか書けず、焦りました。

<その他受験に関するアドバイス>

120分という長丁場で試験中にトイレに行く人が多かったです。
トイレに行きたかったらすぐに手を挙げることでしょうか。

<最後に一言>

SFCの英語が全然わからなかったので、こんな学校があるんだ、という経験値をあげるために受けに行きました。それにICUが不合格だったのでこの際受けておいて損はないかなと思ったからです。
英語は、一つ目の長文が分かりやすかったのに比べ、二つ目は何を言っているのかすらわかりませんでした。こんなに自分が英語がわからなかったことは初めてだったので、こんな英文を解く同年代の高校生がいることがショックでした。
英語が終わった後は廊下に出た受験生が口々に「英語難しかった」と言っており、小論文が合否の分かれ目になると思い、小論文をまじめに書きました。
でも正直言って受験料がもったいなかったからです。

合格発表当日は絶対に合格していないと思い発表も見ないつもりでしたが、親に言われてみました。そうしたら合格していて、嬉しいというより驚きました。隣りで母は泣いていましたが、私には何が何だか分からず驚いて涙が出ました。
ICUの社会科学で鍛えられた長文読解と英語の空所補充のおかげで合格することができたのだと思います。

<追加の質問>

1.ICUの社会科学がSFCの小論文に役だったという部分で、ICUの社会科学は何年度分ほど勉強されましたか?
また、特にどのような点に気をつけて勉強・復習をされましたか?

BUCHO.NETのオンレクでICUの社会科学は19年分の過去問を解きました。
読んでいてこれは小論文のときに使えるかも、と思ったもの、
テーマとしては、これからの日本をどうしたいかという自分なりの考えを持つためにヒントになると思ったもの(2010とか2011)
のBUCHOさんの解説や問題文を読みました。問題は解き直しませんでした。

BUCHOさんの解説は素晴らしかったです。社会科学や人文科学は解説の最後の語句の注釈がうれしかったです。
ICUの過去問は毎年全然できなくて、何度も心が折れそうになりましたが、解いていると自分の知識が深まる気がして楽しかったです。

また、小論文を書く際の構成について参考になったかという点ですが、年度によって論文の分かりやすさが違ったのですが、中には参考になる年度もありました。
実際の試験では一時間かけて構成を練りました。最後の一文を決めておいたので、論点がずれることが無かったと思います。

2.英語の空所補充の勉強法を教えて下さい

オンレクでICUの英語の過去問を19年分解いた後、ICUの英語の過去問の2000年からの12年分を集中的にやりこみました。正解が必ずしも分からなくても空所の前後の意味や文脈から判断するように努めました。
これしかやっていません・・・

3.ICUとSFCを併願する後続の受験生にアドバイスをお願いいたします。

ICUとSFCの形式は似ていると思います。私は問題文を読みながら設問に答えていく形式をとっていました。
あと問題文に取りかかる前に、設問を読み、最終段落を読んでから大体の見当をつけていました。分からないと思っても解き続ける精神力の強さをICUの過去問から学びました。
ICUの発表の後、正直早稲田のほうが受かるだろうと思って世界史ばかりやっていたのですが、併願の相性はICUとSFCが良いと思います。