慶應SFC環境情報学部合格体験記 ソノさんの場合

<お名前>

ソノ

<プロフィール>

出身高校:
 埼玉の某進学校(偏差値60前後)
予備校:
 なし
趣味:
 読書(主にミステリー)と私小説の執筆
特技:
・なんとかお金を受け取れる程度の絵が描けること
・ブラインドタッチ(約400打/分)

<受験形態・合格年度>

一般入試・2013年度入試合格

受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部

<予想得点>

(環境情報学部)

英語得点 = 6割
小論文得点 = 7割

(総合政策 参考)

英語得点 = 7割
小論文得点 = 4割

(センター得点参考)

英語194点

<併願校>

なし。不合格の場合は就職するつもりでいました。

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

「絵が描けるから」という理由で入学した専門学校でグラフィックデザインを学んでいるうちに、
興味の対象がいわゆるアートからデザイン(問題解決)の分野へと移行し、
体系的に学んでみたい、という思いが強くなりました。
そこで大学受験に臨むことを決意したのが、昨年の五月上旬。
志望校を定めるため、カリキュラム、伝統、現役時代の得意科目などを考慮して調査した結果、
最終的にたどり着いたのが慶應SFCでした。
<慶応SFCへの期待>

ありすぎて言葉ではうまく表現できません。
SFCでしか得られないもの。それを広く期待しています。

-入試対策-

<英語>

5月のスタートの時点で、センター110点前後であったと記憶しています。
以下、当方がおこなった学習の中で、有力と感じたものを箇条書きしていきます。

・基本英文700選に含まれる700英文の丸暗記(日本語文を見ただけで英文を暗唱できるようにする)
・DUO3.0に含まれる560英文の丸暗記(同上。CDも用いると効率良し)
・ビジュアル英文解釈Part1と2をそれぞれ20周くらい
・リンガメタリカを20周くらい(多読と語彙、小論のための背景知識が一気に補えます)
・過去問15年分(総合政策5、環境情報10)

他にも語源系の英単語集とかパラグラフリーディング系の参考書、計7冊程度かじりましたが、最低合格ラインには達するだけならこれだけで事たりました。
もちろん、中途半端ではダメです。
ページの隅々、索引までなめ回し、完璧にものにするつもりで臨むといいです。

<小論文>

日頃から小説を嗜んでいるため、文章リテラシーにはなんとなく自信がありました。
それでも余裕を持ったつもりで12月から学習を始めましたが、正直これは失策だったように思います。
一度か二度、BUCHOさんに添削していただくとわかると思いますが、小説の作法と小論文の作法はまるで違うのです。
論理的に明快でわかりやすい文章を書こうとしても、ついつい自分色がにじみ出てしまうので、矯正に多大な苦労を要しました。
というか、間に合いませんでした。
唯一合格した環境情報学部の本番は、発想でゴリ押ししてなんとか通った感が否めません。
一応、使用した参考書を下に記しておきますが、参考程度にとどめておいて欲しいと思います。

・社会科学系小論文のトレーニング
・小論文を学ぶ
・日本の論点2013

特に「小論文を学ぶ」ですが、人によっては頭でっかちになってしまう恐れがあるので注意するべきです。
カオス理論と複雑系を混同して覚えるという初歩的なミスをしたあげく、それをドヤ顔で解答欄に書くようなことがあっては目も当てられません。
そんな難しい用語を覚えなくても、SFCには受かります。

<その他受験に関するアドバイス>

☆学習法
その一。歩きながらの勉強は慣れると効率がよかったです。
運動をつかさどる脳の部位と記憶のそれが連動してうんたらかんたら、という学説もあります。
その二。あらかじめ自分の忘却曲線を調査しておいて、利用すると効率がいいです。
あとは、とにかく寝ることです。
私はロングスリーパーなので、平日でも最低一日九時間の睡眠時間を確保していたし、
休日にいたっては十四時間睡眠。起きれば外では夕日が燦々と……ということもザラでした。
言うまでもないことですが、睡眠不足下における学習効率は著しく低下します。

☆試験に臨むうえで
学科のケアレスミスには本当に気をつけてください。
私は環境情報学部でしでかしました。大問2の内容一致問題で3問落として-12 or -18点。
丸付けの最中、気が遠くなったのを覚えています。なんとか滑り込めましたが……。

<最後に一言>

底辺(?)から這い上がった成功例の一つとして、
この合格体験記がなんらかの役に立つことを望みます。