慶應SFC環境情報学部合格体験記 H>Kさんの場合

<お名前>

H>K

<プロフィール>

東京の男子校出身
予備校 駿台、都内予備校
部活 硬式野球部

<受験形態・合格年度>

合格年度 = 2012年度
受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 総合政策学部

<予想得点>

(総合政策)

受験科目 = 英語および数学
英語得点 = 9割
数学得点 = 10割
小論文得点 = 8割

(環境情報学部 参考)

英語得点2 = 7割
数学得点2 = 10割
小論文得点2 = 5割

(センター得点参考)

英語(筆記)188 
リスニング 50
数学1A 82
数学2B 80
現代文 78

<併願校>
慶應義塾大学経済学部 
早稲田大学社会科学部、商学部、人間科学部、スポーツ科学部 

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

浪人のときに通った予備校にSFCに通っている卒業生が多くいたため。
文理融合ややりたいことはなんでもできるといったスタイルに惹かれた。

<慶応SFCへの期待>

SFCの魅力は志の高い仲間が集まっていることです。自分の将来進みたい道や目的にあわせて研究や仲間とともに勉強できることがなによりも楽しいです。

-入試対策-

<英語>

語彙 単語王2202 ソクラテス英熟語 頻出英熟語問題1000 101 American English Idioms/proverbs
   英検準1級語彙・イディオム500 英熟語ターゲット 
文法 English Grammer Tips1,2
長文 SFCの過去問20年分 洋書(ROAD LESS TRAVELED/REMEMBER WHO YOU AREなど)
精読 思考訓練の場としての英文解釈1、2

<数学>

SFCの過去問20年分
早稲田大学商学部、社会科学部、人間科学部、スポーツ科学部7年分
慶應義塾大学経済学部10年分
MARCH大学3年分
青チャート5周
文系数学の核心3周

<小論文>

慶應義塾大学経済学部、法学部、文学部、SFC、早稲田大政治経済学部AO入試、スポーツ科学部、国際基督大学の過去問、予備校の演習テスト計70本
論理トレーニング 毎日ニュースを1つ選んで、そこから引き出される社会的問題点(50字)、その具体的解決策(100字)を55日分
日本の論点3周

<その他受験に関するアドバイス>

慶應に入ることだけを考える。
MARCHに合格しなくても早慶に合格するということもあるので、最後まであきらめずに闘ってほしい。
慶應SFCは奇跡が起きる可能性を大いに秘めた学部なのでぜひ皆さんにチャレンジしてもらいたいと思います。

<最後に一言>

慶應SFCに入れて今本当に充実しています。
未来からの留学生として皆さんがSFCに入れることを祈っています。

<追加の質問>

(1.小論文の過去問演習に関して、過去問はどのように学習されていましたか?各
問題の回答に対し添削等は受けましたか? また、かなりの分量かと存じますが、
どれくらいのペースで小論文の演習をされましたか?(週に数本とか?)

SFCの過去問については
英語は総合政策学部10年、環境情報学部10年
数学は総合政策学部13年、環境情報学部11年
やりました。

過去問演習は人によっては傾向を知るために2、3年分くらいでよい、という人が多いですが、SFCのように問題傾向があれだけはっきりしているので過去問演習がものをいうと思い多く演習しました。

小論文の過去問演習は特に時間を気にせず、課題文の内容をよく吟味し、それについてネットで調べたりして知識を深めてから書くようにしていました、1本につきSFCの論文なら1日かけて書く、といったスタイルで行っていました。制限時間内に書く練習はセンター後の予備校の演習テストで行いました。
添削は予備校の大学生のチューターと父にやっていただきました。受験で論文を書いてきた人に添削を受けると解答のコツを抑えているので非常に効果的でした。また、小論文は社会的問題について扱うので社会を経験してきた社会人に聞くのが1番と考え、父にもたくさん意見をもらいました。
9月までは2週間に1本のペースで、9月からは1週間に2、3本のペースで書いていました。

(2.SFC以外の慶應他学部及び、早稲田など他大学の小論文の過去問演習をされて
おられますが、特にSFC対策に役立ったという、SFC以外の過去問はありましたか?)

SFC対策に役に立ったのは慶應法と早稲田政経AOの問題でした。
慶應文は具体的になってしまいSFCの論文に応用しにくかったのですが、慶應法と早稲田政経AOは抽象度が高く応用しやすかったです。

(3.上記と類似する質問ですが、SFCの数学対策として役立った他学部・もしくは
他大学の過去問はありましたか?)

慶應経済、慶應商学部の数学の問題には多く取り組みました。同じ慶應なので出題傾向は似ている印象を受けました。
その他にはMARCH大学の数学の問題は穴埋め形式も多く役に立ちました。明治、立教がおすすめです。
あと、記述形式を演習するならレベルの高くない国公立大学の文系数学の問題もいいと思いました。

(4.「論理トレーニング 毎日ニュースを1つ選んで、そこから引き出される社会
的問題点(50字)、その具体的解決策(100字)を55日分」
に関して、もし可能でしたら具体的にどのようなことを書くのか教えていただけますか?)
論理トレーニングの例
課題
今春の国公私立大入試で、書類審査や面接を組み合わせて選考する「AO入試」による入学者が前年度より1344人少ない5万1895人となり、00年度の調査開始以来初めて減ったことが25日、文部科学省の調査で分かった。実施する大学、学部数は増えており、同省は「入学者減の原因を知るため、今後も推移を見ていく必要がある」としている。AO入試入学者の内訳は、私立大が同1330人減の4万8654人、公立大が139人減の537人。一方、国立大は125人増えて2704人。国公私立大全体の募集人員57万1726人に対し志願者数は延べ379万4601人で、志願倍率は前年度と同じ6.6倍だった。(毎日新聞)
解答
(問1)子供の意思を無視した一方的な教育は、個性の喪失を促進させ、社会で通用する個人的な能力精製の場を失う。
(問2)子供の可能性は無限大である。その可能性を最大限に活用するには、様々な物事に触れる必要がある。県に一つは、あらゆる職業を体験できる小学生向けの施設を作り、必ず一回は学校で行かせる制度を確立する。
といった感じです

慶應SFC環境情報学部合格体験記 Nozさんの場合

<お名前>

Noz

<プロフィール>

関東の県立男子校出身です。わかる人にはわかる3Kの一つです。EMINEM , Nicki Minajなどの洋楽が好きです。
<受験形態・合格年度>
受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部
合格年度 = 2012

<予想得点>

(環境情報学部)

英語得点 = 8割
小論文得点 = 8割

(総合政策 参考)

英語得点 = 7.5割
小論文得点 = 4割

<併願校>

青山学院大学、法政大学

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

OBに”面白い人や起業家が多く、ちょっと変な楽しい学部。”と言われて知りました。
自分も起業がしたいので、SFCを志望しました。
<慶応SFCへの期待>

面白い友達
面白い講義
起業

-入試対策-

<英語>

語彙力が大事だと考えて、ターゲット・速単(必修・上級)・リンガメタリカなどの単語帳をやりました。平行して、文法の問題集をやっていました。
長文対策は、横山ロジカルリーディング・慶應SFCの英語・ICUの英語などをやりました。
また英語漬けにするために、ニュースや好きなアーティストの記事などを英語で読んでいました。

<小論文>

まず、本屋さんで売っている小論文対策の参考書から書き方を学びました。
次に赤本の中から書きたい小論文を何回か書いて、自分の書きやすい言い回しを習得しました。
ネタ系はまず大学案内を読みました。
そしてそこからSFCの理念や自分の学びたいことを考えて、それら系の新書を読みました。

確かにSFCの小論文は難しいですが、問われていることをきちんと書けば合格できると思います。

<その他受験に関するアドバイス>

英語は、横山ロジカルリーディングが合格の決め手になったと思います。河合塾の冬期講習を受講したのですが、この本で言っていたことをそのまま教えていました。
小論文は赤本の答えをみると難しく書いてありますが、問われていることを形通りに書けば合格できると思います。
試験には、絶対に受かってやる!という気持ちで受ければいいと思います。

<最後に一言>

最後はどれだけSFCに行きたいかです。
自分を信じて、最後まで油断せずに、がんばってください。

<追加の質問1>

(英語で決め手となった横山ロジカルリーディングのどのような点が優れていましたか?)

優れていた点は、英語の論理構造を学べる点です。
簡単言うと、英語はパラグラフごとに”主張→具体例→例の根拠”という3つによる論理構造であることが学べます。また答えは3つがわかればわかるということに気付かされます。このロジカルリーディングを習得すれば、内容一致問題で満点が取れるようになると思います。

<追加の質問2>

(論点の整理等で新書等を読まれたということですが、どのような本が参考になったでしょうか?)

SFCは自分が学びたいことを学ぶことができます。例えば、インターネット・ゲノム解析・デザイン・行政政策・社会起業などです。私の場合は大学案内からインターネットやユビキタスコンピューティングについてを学びたいと思い、”インターネット(著者はSFCの教授でもある村井純さん)、”ユビキタス・コンピュータ革命”などを読みました。また大学関連の新書も読みました。勉強に飽きたときに新書を読み、モチベーションを高めていました。

慶應SFC環境情報学部合格体験記 おいしい天丼さんの場合

<お名前>

おいしい天丼

<プロフィール>

宅浪生です。
<受験形態・合格年度>

2012年度入試合格
受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部

<予想得点>

(総合政策学部)
英語得点 = 英語160点
小論文得点 = 5割くらい?
(環境情報学部)

英語得点2 = 英語156点
小論文得点2 = 8割くらい?

(センター参考)

英語190点

国語90点(現文のみ)

地理80点

<併願校>

慶應義塾大学商学部
中央大学総合政策学部政策科学一般
中央大学総合政策学部政策科学センター併用

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

現役時に文系を選択後、やっぱり理系の学問もしたいと思い学際系の学部を探す。→全国の大学を調べ、絞り、慶應SFCか京都大か東京大のカリキュラムに魅力を感じる。→英語が得意だったのと、最も自分のやりたい研究分野を持っていたのでSFCに進路を決めた。
<慶応SFCへの期待>

・ITと語学教育に力を入れている点。

・理系と文系の学問が協働できる環境。最先端の研究。

・充実した教授陣。

・既存の細分化した学問体系に囚われず、樹海の根の様に広がった学問領域の中を自身の問題意識に基づいて自由に行き来できるカリキュラム。

・自然豊かなキャンパス(都内大学の様な喧騒が無くのんびりした雰囲気。)

-入試対策-

<英語>

単語帳(シスタン)
文法(アップグレード)
赤本2年

時間が足らずこれだけです。熟語帳もやりませんでした。(文法問題集の中に基礎的な熟語は含まれています。)

SFCというと「英語日本最難関」と言われ、難単語だらけというイメージがありますが、難単語ばっかり詰め込んでも得点には繋がりません。確かに、英検1級レベルの単語も出てきますが、そんなのは一部です。標準的な単語帳を語法や派生語など「完璧」になるまで繰り返して下さい。

文法問題集も何冊もやる意味はありません。1冊を「完璧」に。最低5周くらい。
自分は時間が足りずできませんでしたが、あとは演習です。赤本を解きまくりましょう。
<小論文>

こちらも日本最難関と呼ばれていますね。

しかし、小論文に関しても赤本は実際に解きませんでした。

SFCのホームページと赤本の解説を熟読していました。(ただ趣味で、社会の問題点や現代都市の諸問題についての小論文的なものをワードで書いていたので、それが小論対策になったと思います。)

SFCの小論文は大学でやりたい学問が漠然としている人にとっては難しいです。

自分はこれをしてみたい、こんなプロジェクトをしてみたいという様に、「自分の得意分野を関連させながら社会にイノベーションを起こす方法」を何パターンか考えストックしておくと書きやすくなると思います。

あとは日頃からネットなどを活用して社会で何が問題になっているのか調べ考えるクセをつけておく事です。

<その他受験に関するアドバイス>

SFC受験に模試の偏差値は関係ない!

これが重要です。模試は小論文以外でしか得点と偏差値を出しません。

しかし、本番では配点の半分を占める小論文が出題されます。

極端な例ですが、英語で180くらい得点しても小論文が5割だったら落ちるという事です。注意してください。

<最後に一言>

法律も経済も文学も建築学も物理学も…様々な学問を学べるので法学部や理工学部など特定の一系統を学ぶ学部を志望する高校生も是非併願してみてはどうでしょうか。
受験頑張ってください。

慶應SFC総合政策学部・環境情報学部合格体験記 ゴメスさんの場合

<お名前>

ゴメス

<プロフィール>

関西圏の公立高校出身です。現役時代(2010年度入試)、早稲田と同志社を受験して早稲田は全落ち。失意のまま同志社に1年半通い、2回生の夏(2011年8月頃)に、仮面浪人を決意しました。

<受験形態・合格年度>

2012年度入試合格

受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 総合政策・環境情報学部

<予想得点>

受験科目 = 英語
(総合政策学部)

英語得点 = 7割
小論文得点 = 8割?

(環境情報学部)

英語得点 = 8割
小論文得点 = 8割?

(センター)

慶應専願の為、センター試験は受けていません

<併願校>
なし

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

現役時代はあまりにも迂闊で、滑り止め(同志社)の学部選びをおろそかにしてしまいました。その結果、興味の無い学部に入学することとなってしまい、学校には「ただ友達に会いに行くだけ」といった感じで学期試験の結果も悲惨なものでした。そのままずるずると2回生になった頃、「仮面浪人」という言葉が頭をちらつくようになります。金銭面などで両親に迷惑をかけることは十分に分かっていましたが、どうしても受験をやり直したく思い、両親に懇願の末慶應SFCを受験することが決まりました。
<慶応SFCへの期待>

SFCでは、ただ単にSFC的アプローチを礼賛しそれに傾倒していくのではなく、そのなかにある陥穽に目をつけて大学生活を送りたいと思っています。

-入試対策-

<英語>

仮面浪人、1年半のブランク、受験勉強のスタートが8月頃と遅い、予備校には通えない、アルバイトを続けながら等の理由から、焦る気持ちもありました。しかし、時間がないときこそ基礎をということで、取り敢えず基本的な(単語掲載数2000語程度の)大学受験英単語帳一冊を終わらせてから読解の演習に取り組みました。読解については語学春秋社から出版されている『横山雅彦のロジカルリーディング講義の実況中継』がとても参考になると思います。慶應、特にSFCを受験される方には本当におすすめです。過去問演習については時間がなかったので総合政策、環境情報両学部共に1年分ずつだけやりました。英語に関しては分量も多く英文自体のレベルも非常に高いですが、設問はどちらかといえば解きやすく、バランスのとれた良問だと思います。普段から速く正確に英文の論旨を追う訓練を積んでいれば、得点できるでしょう。

<小論文>

新聞に毎日目を通し、評論家の西部邁先生の番組(局がTOKYO MXで関西在住の為、ネット配信を利用)を毎週見ていたくらいです。過去問もせめて1年分は目を通しておこうと思ったのですが、結局目を通さないまま試験に臨んでしまいました。本来好ましいことではないので、これから受験される方は過去問を見ておくことを推奨します。

ただ、一つだけ言いたいことがあります。よく慶應SFCの小論文対策についていわれていることは「SFCの理念をよく理解し、その理念にそった、SFCの教授の考え方に合った解答を書いた方がよい」というアドバイスでしょう。その為にも過去問を良く研究し、SFCがどういった人材を求めているかを読み取らなければならないのだと思います。しかし、私の場合はそうではありませんでした。例えば、総合政策学部には小泉内閣でご活躍された竹中平蔵先生が教授として在籍なさっています。その事を承知の上で、私は2012年度総合政策学部の小論文において僭越ながら竹中平蔵先生を批判するような論調で解答を作成しました。しかしながら、合格。実際、英語の出来があまり良くなかったことから小論文はある程度得点出来ていると踏んでいます。以上の事から、必ずしもSFC的な考え方に見合った解答を作成する必要はないのではないでしょうか。SFCの理念にこだわらなくても、合格を手にする事は可能です。もちろんSFCの受験生は大半がSFCの理念に魅了されて受験している(と思う)ので、今一般に言われている対策法は間違ってないのでしょうが。

<その他受験に関するアドバイス>
(仮面浪人の経験から)滑り止めでも、学部選びは真剣に。
<最後に一言>

SFCには他大学にはない独自の魅力のある学部です。SFC受験を許してくれた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。

(追加質問)

1.大学の授業を受けていたことが、SFCの受験に役だったという部分はありましたでしょうか?

英語に関しては全くありません。小論文に関しては、多少の知識の補助にはなったと思いますが、合否を左右する程役に立ったかと言われるとイエスとは言い難いです。どちらかといえば、高校時代、日本史や世界史、政治経済などの授業で学んだことの方が役に立ったと感じます。SFCの小論文ではもちろん大学で学ぶような専門的な知識が必要なこともありますがそれ以上に、高校程度の基礎知識を学び、世の中で今起こっている事を理解しつつ、それに対する”自分の考えを持つこと”が大切です。(知識や世の中の出来事を理解するだけなら簡単ですが、その知識や出来事に対するブレない自分の”考え方の軸”、”思い”を持つことは難しい)

2.受験勉強へのモチベーションを維持する上で心がけておられた点などがございましたら教えて下さい。

仮面浪人される方が一番大変なのは勉強もそうですが、気持ちの切り替えだと思います。そこで私が心がけていたのは、”大学にいるときは大学生になりきる”ということでした。例えば、受験参考書は大学には持って行かない、大学では大学の講義に集中する、講義の空き時間や昼飯時も勉強はせず友達と談笑する、などなど。大学ではいわゆるキャンパスライフを楽しむよう心がけました。そのかわり家に帰ったとたんに受験生モードになります。大学でも受験生モードでいようとすると、周りは勿論大学生ですからとてもじゃありませんが気が持ちません。それに仮面浪人という選択をした以上、大学の講義をおろそかにしてはいけないと思っていました。それならいっその事、大学では完全に大学生モードでいいじゃないか、「郷に入っては郷に従え」、というのが私の出した最善のモチベーション対策です。

慶應SFC環境情報学部合格体験記 yuyaさんの場合

<お名前>
yuya

<プロフィール>
東京の私立女子高
英語、小論文の塾は通ってません
BUCHO.NETオンラインレクチャーを受講
<受験形態・合格年度>
2012年度入試合格

<予想得点>

受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 総合政策・環境情報学部
<併願校>
(総合政策学部)

英語得点 = 7.7割
小論文得点 = 4〜5割
(環境情報学部)

英語得点2 = 9.4割
小論文得点2 = 8割〜9割

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

ICU
慶應 法
慶應 経済
SFC両学部
<慶応SFCへの期待>

問題解決や実学の精神、幅広い学問ができること、キャンパスが広いことにひかれました。
また IT系学問に特化していることも利点だと思い 11月後半になってから 受験を決意しました。

-入試対策-

<英語>

SFCの英語は速読、英作文、正誤問題がないので、特別な対策はする必要がないと思います。私はひたすら5、6年ほど過去問を説いて慣れました。私は2012年の入試でやや高得点をとれていますが、私は英語が特別できるわけではありませんでした。むしろ、過去問をすべて解きましたが、7割を超えたことはありませんでしたし、直前期なのに最低点より下回ったりもしました。つまり、本番でやっと力をだせることもあるし、最期まで伸びる可能性があるから、英語が不得意だからと受験を諦めて欲しくない!ということです。

SFCは単語が難しいのが特徴なので、単語だけはおろそかにしませんでした。一番主に使っていたのが、単語王です。4か5周ぐらいしました。それと学校で使っていた速読英単語上級編です。これは2周しかしてません。あとはSFCの難単語がよく載っていることが多い英検準一級の単語帳を使用しましたが、これは最期まで難しい単語を覚えきることはできませんでした。SFCは基本的な単語の意味さえわかれば消去法で難単語を選ぶことが可能なので、最初2つの単語帳を完璧にするだけでも大丈夫です。

また、SFCの配点は、穴埋め2点、読解6点と予想していたので、穴埋めよりも読解をミスらないようこころがけました。見直しも読解問題を優先しました。

<小論文>

11月後半から受験を決意したため、11月に2011年の両学部の入試問題を時間をはからずに書いただけで、世界史におわれ、1月まで小論文に時間をかけれませんでした。1月になってから時間がないため両学部の入試問題5年ずつの問題と解説をサラッと読むだけになってしまいました。しかし、私の場合同じ問題はでないだろうと開きなおって小論に使えるような情報のインプットに集中することにしました。特に環境情報は自分の好きな分野の知識を増やせば増やすほど、入試で発揮しやすいのではないかと思います。

私はITを使った新しい分野に関する新聞の記事をスクラップしたり、カーサ ブルータスという雑誌をよんだり、日本の論点の好きなところのみ読んだりしました。実際の環境情報の入試では、前日に「ゲーミフィケイション」という本を10Pほど読んだのですが、それを参考にして当日書くことができました。私は、2時間で小論を書いたことがないまま、受験したので、とても時間に不安でしたが、環境情報に関しては自分の好きなことをそのまま書いたので、30分以上余りました。あと、今年は図の欄がありましたが、私は使用しませんでした。総合政策の資料整理は、私は苦手で、5分前ギリギリまで書いていて、見直しする暇ないほど焦りました。ただ字数が少ないことは、大幅な減点であることはわかっていたので、字数を埋めることに必死でしたね。総合政策は薄っぺらい内容しか書けず、不合格覚悟だったのですが、平均点が低かったのかどうにか合格していたという感想です。

<最後に一言>

私は、対策を始めるのがとても遅かったですし、英語と小論どちらにも長けた才能がなかったので、不安でいっぱいでしたが、当日受からねば!という強い思いと必死に入試にとりくんだ諦めない気持ちのおかげで最期の最期で力を発揮できたと思います。皆さんも自分を信じて諦めずに受験勉強に取り組んでください!

慶應SFC総合政策学部合格体験記 ほっかもさんの場合

<お名前>
ほっかも

<プロフィール>
都内の私大に通いながら、仮面浪人していました。
<受験形態・合格年度>
2012年度入試合格

受験学部 = 総合政策・環境情報学部
合格学部 = 総合政策学部

<予想得点>

総合政策学部

英語得点 = 154点くらい
小論文得点 = 6〜7割
環境情報学部

英語得点 = 174点くらい
小論文得点 = 5〜6割

<併願校>
なし

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

SFCの環境に魅力を感じていたため、再受験を決意した。
<慶応SFCへの期待>

研究室の充実。

-入試対策-

<英語>

システム英単語、システム英熟語、アカデミック初級〜上級(計5冊)、データベース5500。単語が勝負だと思ったので、可能な限りたくさん覚えました。
長文は洋書(Justice、Googledなど)をひたすら読みました。
問題演習はあまりやらず、過去問を解き始めたのも2月に入ってからでした。

総合政策の試験では時間配分に失敗して、思っているより点数が取れなかったので、時間配分に気をつけることが重要だと思います。

<小論文>

本を読んで知識をインプットすることを重点的にやっていました。

白藍塾という通信添削を受講しましたが、SFCの対策には役立たなそうな印象を受けたので、後半はほとんど提出しなかったです。書くという作業よりも、文章の構成を頭の中で考えるというようなことを繰り返し行いました。

<その他受験に関するアドバイス>

電車の中や休み時間など、細かな時間を利用すると効率的に勉強できます。私は単語帳を何冊もやっていましたが、電車中の時間を利用することで、無理なく勉強できました。

また本当に基本的なことですが、試験中は試験のみに集中できるように体調管理には気を付けてください。

あと、SFCの合否は小論文次第だと思うので、英語や数学が出来なくても諦めずに頑張ってください。

<最後に一言>

自分を信じて、最後まで諦めない気力が合格につながると思います。

あと仮面浪人は時間的には余裕がありましたが、精神的にかなり大変でした。もし考えている人がいたら、強い精神力を持って頑張ってください。

<追加質問1 非常に多くの語彙を習得されておられますが、語彙学習のポイントを教えて下さい>

まず全部の単語をチェックして、覚えていない単語に×をつけておく。そして、1冊の単語帳を3日で一周するというペースで覚えていきました。1900語くらい載っている単語帳であれば1日にだいたい650語程度になりますが、知っている単語は省くので、実際に覚える数は300〜400くらいだと思います。この400をさらに、20語ずつに分けて、20語のグループを20個作ります。そして、1グループの20語全て覚えたら、次の20語という感じで進めていきました。

この時、1回覚えたら、すぐ次のグループに取り掛かるようにして、1つのグループに時間をあまり掛けないようにしました。そうすると、400語でも2時間程度で終わります。これを翌日は次の650語、さらに翌日は次の650語という感じで、3日で1周するようにしました。これを何周もしていくと、次第に単語を覚えていくので、最初は2時間掛かっていても、最終的には15〜20分程度で終わるように、つまりほとんど覚えた状態になります。私の場合はこのペースで、2週間くらい経ったら、ほとんどの単語を覚える事ができるようになりました。
このように覚えた状態になった単語帳はだんだんペースを落とし、4日で1周、5日で1周というペースにしていき、他の単語帳をまた上記の要領で覚え始めました。5日で1周くらいのペースにした時は、単語をほとんど覚えている上に、チェックする単語の数が減っているので、1冊あたり5分程度で終わるようになりました。それでも、何冊もあるので大変だと思うかもしれませんが、電車の中などを上手く利用していたので、無理なく学習できました。あと、最初の1カ月くらいは長文などは一切読まず、単語だけを学習していたのも結果的に良かったのかもしれません。

<追加質問2 仮面浪人をされていて在学大学での勉強との両立が大変だったかと存じますが、受験のモチベーションはどのように維持されていましたか?>

趣味や気晴らしを見つけて、適度に気分転換していました。私は、サッカー観戦やお笑いを見るのが好きだったので、寝る前にお笑いをYouTubeで見たり、週末はサッカーをテレビで見たりしていました。時々スタジアムに行ってサッカー観戦をしたりすることもありました。ただ、それでもモチベーションを維持するのはかなり大変だったので、最終的には「SFCに何としても入りたい」という気力しか無いと思います。

慶應SFC環境情報学部合格体験記 Leavesさんの場合

<お名前>
Leaves

<プロフィール>
引っ越しにより高校中退(2年)。ピアノやってます
<受験形態・合格年度>
2012年度入試合格

受験学部 = 環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部

<予想得点>

数学得点 = 8割〜
小論文得点 = 7割くらい?

(センター参考)

センター得点 = 5教科7科目84%
<併願校>
国際基督教大学(不合格)
横浜国立大学-理工学部(滑り止め。おそらく合格)

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

生命科学や人文科学など興味の幅が広かったため
自分の好みに合わせて学べる環境の大学を探していたところ、SFCを知りました。
<慶応SFCへの期待>

24時間開放のキャンパス、蔵書が豊富な図書館など、都心から離れているものの
勉学については素晴らしい環境であると思っています。

最先端の科学に触れれるとのことで楽しみです。

-入試対策-

<英語>

ここ数年は易しい問題が多く、センターレベルの数学が
そつなくこなせるならば、特別な対策は必要ないと思います。

見たことないような問題が多く出題されますが、キチンと誘導がついているので
それにしっかり乗ることが重要です。
その際、条件は○で囲むと見落としが少なくなります。

<小論文>

昨年(2011)に受けたときは、資料の読解に1時間近くもかけてしまい、文字が
全体で6〜7割程度しか埋まらなく、補欠でした。

年によって、資料をどれだけ読み込む必要があるのかは変わってくるので
まず「何が問われているのか」、資料を読みながら考察し、同時に論文の展開を
余白にまとめるとスムーズに書けます。

環境情報学部は小論のアイデア重視であるため、日ごろからアイデアの種になりそうな
物事を考えておくと、その考え方も本番で役に立つと思います。

書いてる途中で詰まった場合は、いったん筆をおいて、深呼吸しリラックスしましょう。
いくつか湧き出る閃きの中から、これだ!というものを探し、設問要求から乖離していないか
チェックしながら書いていくのがベストです。

<その他受験に関するアドバイス>

前日に寝れなくなってしまい3時間睡眠で本番に臨むことになってしまいました。
当たり前ですが睡眠は大切です。

<最後に一言>

学科がまったく出来なかった!と思っても、足切りは案外と低いようなので
気にせず小論で挽回を狙ってください。
逆に、学科が満点近くても小論で落とされる人も多く見受けられます。
決して最後まで油断しないようにしましょう。

慶應SFC環境情報学部合格体験記 BUCHOさんの場合

<お名前>
BUCHO

<プロフィール>
都立Tタマ高校卒、ICU(国際基督教大学)卒
大学受験情報サイトを運営

ICU受験対策 BUCHO.NET
早稲田国際教養受験対策 wasedasils.com
慶應SFC対策 keiosfc.com 

趣味はビリヤード、マジック、自転車

<受験形態・合格年度>
一般入試・2012年度入試合格

受験学部 = 環境情報学部
合格学部 = 環境情報学部

<予想得点>

英語得点 = 8割5分

小論文得点 = 7割

<併願校>
なし

<慶応SFCを受験するまでのいきさつ>

2010年にSFCの総合政策学部に合格。2011年より総合政策向けの小論文講座をICUと早稲田国際教養の併願対策として提供。

講座が意外に好評だったこと、その際SFCの環境情報学部の併願や対策法を聞かれることが多かったことなどから、なんとしても合格して総合政策と環境情報学部の併願を含めた受験対策を提供したいと思った。

SFCの環境情報学部はなんといっても日本のネットインフラを先頭に立って切り開いてきた実績があり、ネット起業している自分にとっては最も関心のある学部だった。

<慶応SFCへの期待>

(入学するとしたら)
日本のインターネットのパイオニア、村井純教授の授業を受けてみたい。
またオンライン教育に関して学際的な研究してみたい。

-入試対策-

<英語>

2年前に総合政策に合格しているので、基本的にはそのやり方を踏襲した。
今回は特にスピードにこだわり、以下のようなやり方で勉強した。

・タイマーを2時間にセット。2時間以内に解いて、時間内に復習も終わらせる。
(つまり1年度分を1時間強で解き終えて残りの1時間弱で解答・解説を確認、復習も行う)

復習時間を含めて時間を設定しておくと集中力が高まり、また、一日の最後に英語を持ってきて、「これが終わったら帰れる」という状況を作り出した。これが早く解くインセンティブにもなった。

(実際の試験)

試験では大問1がマイケル・サンデル教授のインタビュー、問2がソーシャルメディアとプライバシーの問題が出題されていた。

サンデル教授のハーバード白熱教室はNHKで見ていたのだが、まさか入試に「マイケルさん出る」とは思っていないので、せんべいなどをかじりながらお茶の間のエンターテインメント的な扱いをしていた。こんなことならせんべいをかじりながら見ないでしっかり視聴しておけばよかったと思いつつも、飛ばして大問2からとりかかる。

大問2はフェースブックなどソーシャルメディアとプライバシーの問題で、比較的分かりやすい内容。しかし内容一致の設問の中にやや答えが絞りにくい問題が数問あり、8割程度のでき。

大問1に登場したサンデル教授は例によって抽象的な政治倫理・哲学的語り口で、今回は「過保護」というテーマを扱っていた。空所補充では頭の中でサンデル教授を再現し、彼ならこうしゃべるだろうと場面を思い浮かべつつ埋めていった(番組は全部日本語で見ていたのだがとにかく勝手に再現)。結局これは内容は難しいが設問は親切というタイプの問題で、こちらは内容一致は完答、空所補充は3問を除いて合っていたようだ。

大問2つを90分程度で解き終え、残りの30分程度で大問2から見直すことにした。

しかし見直しに入って10分ほどで、通路を隔てた隣の受験生がやたらとシャープペンを回し始め、しかもボロボロと何十回も失敗し、そのたびにペンが机にあたって大きな音をたてる。しまいには床に落としはじめ、試験官が拾いにくる。自分もかなり集中力を切らされたが、特に階段教室で席が繋がっている前後と横の受験生はかわいそうだった。

試験監督が来たタイミングで注意してもらうか、あるいはこの時限が終わってから本人に伝えようかという本来の試験問題とは関係がない部分に気がいってしまい、集中力が途切れてしまった(いずれにしても90分くらいで集中力が切れがちではあるのだが)。

結局1時限終了後に直接ご本人にやめるようお願いしたのだが、今考えるとこのようなケースでは躊躇せず、早めに試験官に言うべきだったかも。

<小論文>

これも2年前の勉強法を踏襲しつつ、20年数年に及ぶ全ての過去問を解いた。やはり過去問を全て制覇してしまうと見えてくるものがたくさんある。特に環境情報は年度によっては無茶な問題が出ているようにも見えるが、20年というスパンで見てしまえばそれほど大きなブレはなく、どの問題にも「理解力が高く、柔軟な発想ができる学生が欲しい」という強いメッセージが込められていることに気がつく。

2年前の総合政策の合格体験記でも書いたが、基本的な勉強法は下記の通り。

1.とにかく自力で一度答えを出す。最後まで書く。知識がない分野でも諦めない。むしろ過去問から知識を学ぶ。

(*環境情報の場合、特に「自力で答えを出す」というプロセスが大切。つまり「発想」自体が問われることが多いので、普段からすぐ答えを見るのではなくて、一度与えられた条件の中でベストの答案を自力で出すことが大切。自ら状況を打開した回数に比例して、閃く場面も増えてくる)

2.メモをとりながら読む時間、構成を考える時間、書く時間など、なるべく事前のスケジュール通りにやる。

(*時間配分は重要で、特に資料を読む時間には上限を設け、発想と案出し、構成に十分に時間を取るようにする。また、構想段階ではとにかくペンを動かす。実際の試験でも試験冊子に十分に余白が用意されているので、普段からメモを取り、ペンを使って考える)

3.原稿用紙に書かず、PCで打ち込む。鉛筆は20年分やるには時間がかかりすぎる。各年度1時間半以内に終わらせる。なお構成はペンで書く。ペンで書いた構成を元にPCに打ち込む。この際、実際の原稿用紙では不可能な手直しをしないようにする(文章を丸ごと入れ替えるなど)。基本的に一度打った内容は、最後の箇所以外は直さないように打つ練習をする。

(*原稿用紙を用いて練習する際は、鉛筆やシャープペンを使わず、ペンを用いて書く。基本的には「一度書いたことは二度と消せない」という意識を持って取り組む。実際の試験でも全文を大きく書き直すような時間はない。また、事前に作った構成通りに本文を組み立てていくということが、合格に必要な設問の要求を満たすためには不可欠で、その意味でも普段から、事前の構成をしっかりと書いて、なるべくその構成通りに本文を書く練習をする。その意味でも一度書いたことは消せないくらいのつもりで書くとい意識が非常に大切)

4.最も自分の考えに近い解答例を選び、PCで打ち込む。パターンを覚える。

(*環境情報の場合、総合政策ほど小論文的な文書パターンはない。なので解答例を見る際はその解答例がいかにしてその発想にたどり着いたか、またどのような背景知識があったら解答例のような論文が書けたかに注目して復習する)

5.解答例を参考にし、最終的に自分なりの解答を仕上げる。できあがった論文を打ち出し、漢字を抜き出し、手で書けるかがあいまいな漢字のみペンで書く練習をする。漢字さえかければ手書きでも再現できる。

逆に手書きだとどうしても知っている表現以外を避けるようになってしまうので、一度PCで全力で文章を書いてから漢字や表現のみ手書きで見直すのは効率がよかった。

(*漢字練習は非常に大切。どんなに良い論文を書いても、漢字が書けていない論文・間違っている論文は見栄えが悪い。漢字を学習する際は、自分がPCで書いた論文から抜き出すことが大切。自分で書きたいと思った漢字は、実際の試験でも間違いなく使える漢字になる。過去問を解きながら自分専用の漢字練習帳を完成させる

SFCの小論文の制限字数は大学入試の小論文の試験としては少なくないのだが、実際に書いてみるとすぐに字数が埋まってしまう。よっていかにコンパクトに濃い内容が書けるかということも問われている。横文字(カタカナ)と比較すると、漢字を使った方が字数辺りの内容が濃くなり、試験対策上も有効だと思う)
・とにかく「発想のプロセス」にこだわる。なぜそのような答えを思いついたのか、どのような背景知識があればその発想に行き着けたかをよく考えて復習する。環境情報は広範なサイエンス及びエンジニアリング的理解が求められる事が多いので、関連する書籍や資料を合わせて読み、知識を補強する。今回は特にSFC学内の資料もよく読んだ。

(実際の試験)

さて、実際の試験では身の回りにある日用品との印象的な関わり、及びその日用品をどのように改良することができるか、という事が問われた。

2011年度がかなり無茶な出題であった反動かも知れないが、今年度は比較的書きやすく、また事前準備がいかせる内容だった(出題形式は2005年度,2006年度などに類似。また資料として2009年度と類似した内容も出ている。産業や技術の行く末、という広いという意味では1999年度、2000年度などとも共通性がある)。

ここでもとにかく「発想」にこだわって、他の受験生がなかなか思いつかないような、それでいて改良の余地があるような製品を選び、また改良案にもオリジナリティを出し、資料にも十分に絡めることができた。

時間配分としては、最初の30分で資料を読みんで、論文の構成をメモするところまでたどり着き、絶対に入れるべきキーワードだけはピックアップして、試験開始30分過ぎから書き始めていた。図を含めて次の1時間ほどで書き終え、残りの時間(約30分)は見直しと図の改良に努めた。

普段の解答作成と比較すると、ある程度筆の勢いに任せたところがある。事前の構成の内容と設問の要求を盛り込みつつも、結果的にはアイディアに対する熱意を素直に表現する文章になった。

<その他受験に関するアドバイス>

・例によって日吉の学食は閉まっていた。広い食堂は全て学生バイト、試験監督用に確保されていて、一般受験生は立ち入れない。35,000円の受験料を払っていくのだから、温かい飯ぐらい食わして欲しいものだ。年度や日程によっては第6校舎B1Fの学生食堂グリーンズテラスが開いていることもあるらしいが、受験日は開いていなかった。なお慶應の場合、試験会場からすぐに外に出られるので、お昼は会場を出て日吉の駅周辺でも食べられる。

・受験日に慶應グッズを買いたい場合、大学生協は試験終了時間までに閉まってしまうようなので、お昼までに購入した方がよい。

<最後に一言>

・総合政策と環境情報のどちらが難しいかよく聞かれるが、正直どちらも難しい。総合政策はしっかりとした小論文的アプローチを取ることが重要で、特に資料の要約及び引用、論理的な文章構築など、論文の基本的作法は身につけるべき。総合政策学部はそのようにしっかりとした論文が書ける上で、社会科学分野の理解があり、広い意味で「政策提言」できるひとが合格する入試だ。一方の環境情報は総合政策と比べると若干理系寄りで、アイディアと発想の柔軟さを求めている。小論文的なアプローチも大事だが、普段から多様な視点を大事にして、諸分野に知的好奇心を持って勉強に取り組むことが求められそうだ。

いずれも20年分くらい過去問を解いてしまえば自然と身につくものではあるが、20年分こなすにはSFC合格に対する強い熱意が必要。

・20年分以上のSFCの過去問を解き、両学部を合格にいたって、SFC入試の発する強烈なメッセージを感じた。

それはSFCが「未来をデザインできる人」を求めているということだ。

未来をデザインするためには、今現在の社会や環境の状況をよく知らなくてはいけないし、諸学問への広範な理解がなくてはいけない。何より自分なりのビジョンを持つことが大切だ。諸学問の横断的理解を通して、国や社会をどう形作っていきたいのか。科学・技術を用いてどのような未来を描いていくか。そんな未来をデザインできる人を求めているというメッセージを入試問題を通じて感じた。これは未来創造型キャンパスであるSFCの理念そのものとも一致していると言えるのかも知れない。

SFC合格証3
SFC合格証4
SFC合格証5